おすすめのランニングマシンは、その人の目的・用途によって異なります。

ですから、一言に

「絶対的にこのマシンがオススメ!!」ということはできません。

 

目的別の選び方を順番に解説していきたいと思います。

ランニングマシンの選び方

ランニングマシンの選び方3つのポイント

 

様々な選び方があるのですが、最終的に最も適切かつシンプルなチョイス方法、以下3つの目的から、まずは候補を絞ることです。

  1. ウォーキングしたいのか
  2. 軽いジョギング~ランニングもしたいのか
  3. シリアスなマラソントレーニングをしたいのか

 

あなた自身がランニングマシンを購入しようとしている用途はどれでしょうか?

1つ選んで、まずは候補を絞りましょう。

ウォーキング

散歩からウォーキングの速度

ウォーキングしかしないというのであれば、ランニングマシン(ウォーキングマシン)の機能は最小限でOKです。

お値段も2万円前後とリーズナブルな製品が多いのも嬉しい点です。歩くだけなので、防音機能も強力な装備は不要です。

 

また、→高齢者の軽い散歩・運動に適したモデルも存在します。ある程度しっかりした作りで、手すりや緊急停止機能が装備されたモデルです。

高齢者向けは少し価格帯が高いのがネックですが、しっかりしたものを購入し安全に利用することが大切です。

→ウォーキング向けおすすめマシン5選を確認する

ジョグ~ランニング

ジョギングからランニングの速度

ウォーキングだけでなく、走りたい!という人にはワングレード上の製品を購入しましょう。

軽いジョギング(時速6km~時速8km程度=1km:10分~1km:7.5分ペース)であれば、防音・静音性もそこまで必要ありません。

 

ただ、さらに速いペース、目安として(時速8km~時速10km程度=1km:7.5分~1km:6分ペース)になると、ある程度しっかりとした防音機能が求められます。

→ジョグ・ランニング向けマシンを見る

シリアスなマラソントレーニング

ランニング・マラソントレーニングの速度

目安として、時速10km以上=1km:6分より早いペースでトレーニングしようとしている人には、より本格的なランニングマシン「トレッドミル」を購入した方が良いです。

 

シリアスランナーにとって、キロ6分ペースはジョギングペースかもしれません。しかし、このペースより速いペースを一般のランニングマシンを用い走行するためには「静音性」がネックとなります。

つまり、いわゆるランニングマシンの防音機能の限界を迎えるのです。

ですから、家庭用ではあるものの、準業務用のジムにあるような「トレッドミル」を購入することをお勧めします。ベルト下のクッション性能が良く、防音・静音性に優れています。

→本格的ランニングマシンを確認する

ランニングマシンの基礎知識編

ランニングマシンを選ぶ上で最低限知っておいた方が良いことを列記しておきます。

以下項目をおさえておけば、失敗する確率も小さくなるでしょう。

  • ベルトサイズ
  • 速度
  • 静音機能
  • 連続使用時間
  • プログラム有無
  • 傾斜設定

ベルトサイズ

ベルト幅と長さ

ランニングマシンの走行面のベルトサイズを確認しましょう。(※ベルトサイズとは、走行面積の「ベルト長さ」と「幅」を指します)

特に重要なのはベルトの「長さ」です。幅方向ではなく、走る方向のベルト長さが重要!

速度UPしてジョギングする場合、ベルトが短すぎるとマシン先端に足が接触してしまします。ですから、走る/歩くといった用途に応じたマシン選びが必要なのです。

推奨されるベルトサイズの「長さ」は、以下の通りです。

 

【身長165cmの人の場合】

速度(km/h) 推奨ベルト長さ(下限値) 係数
散歩程度 2~4 71cm 0.37
ウォーキング 4~6 84cm 0.45
ジョギング~ランニング 6~10 109cm 0.60
ランニング 10~ 112cm 0.62

 

なお、推奨ベルト長さの計算式は

(身長×係数)+10

で求めることができます。

例):身長165cmでウォーキング目的であれば、推奨ベルト長さ(下限値)は、(165×0.45)+10=84cmです。

 

一度、ご自身の身長を当てはめ、必要なベルト長さを計算してみることをお勧めします。

速度

マシンのモーター性能により、走行速度が定められています。

一般的に、高額なランニングマシンの方が強力なモーターを搭載しており、走行スピードの最大値も大きい傾向にあります。

 

また、走行スピードの最大値が大きいほど、上述したベルトサイズ(長さ&幅)も大きいスペックが搭載されている傾向にあります。

ウォーキング程度であれば、時速6kmのスピードを出せるマシンであれば十分事足りるでしょう。

もし本格的なトレーニングであれば、時速10km以上(キロ6分ペース)のスピードを出せる製品を検討しましょう。

→1キロ6分ペースでも安心のマシンを比較

静音機能

ランニングマシンの静音・防音機能

静音機能も非常に重要。特にアパートやマンションなどの集合住宅の場合は気を遣う必要があります。

ベルト下の「ラバークッション」や「衝撃吸収システム」の機構が搭載されているか確認しましょう。

複数のランニングマシンを使ってきた身としては、

  • 価格帯の高い製品
  • 有名メーカーの製品

これらは静音性に優れている傾向が強いです。(価格が高い→静音性も高いは当たり前ですが)

 

同じ価格帯でも、やはり有名メーカーの製品は技術力に優れ、静音性も高い傾向にあります。ランニングマシンの有名メーカーとしては

  • アルインコ
  • ジョンソン
  • リーボック

これらのメーカーは信頼性が高く、静音・防音面の技術力も目を見張るものがありますね。

→ランニングマシンの騒音対策&静寂マシンを確認する

連続使用時間

ランニングマシンの連続使用時間

モーター性能により連続使用時間も定められています。使用時間が短い製品で30分、長い製品であれば約1.5時間連続使用可能です。

 

※中国メーカーのランニングマシンは、明らかに低スペックにも関わらず【連続使用時間99分!】などど表記されているモデルも存在するので注意!

 

有酸素運動やフィットネス目的であれば、連続60分程度使用できる製品が良いかと思います。

なぜなら、トレーニング序盤はあまり脂肪燃焼効果が大きくなく、開始から20~30分後から徐々に脂肪燃焼効果が大きくなるから。

→連続使用時間60分以上のランニングマシン

プログラム(トレーニング機能)の有無

トレーニング機能・プログラム

プログラムとはトレーニングメニュー機能のことで、傾斜角度やスピードが時間の経過とともに変化します。

ランニングマシンを長く続けていきたいのであれば、プログラムの種類が豊富なマシンを選びましょう!

 

「同じ景色の中でウォーキング、ジョギングを続けること」は、思っている以上に退屈なものです。

少しでも変化を感じさせるため、トレーニングメニューが豊富なランニングマシンを選ぶと飽き辛く、長続きしやすいです。

傾斜設定

走行時の「傾き調整」も見逃せない機能の1つです。

実はランニングマシンは、勝手にベルトが動いてくれる為、外の地面を走るよりも負荷が低いのです。(蹴り出す力が小さくて良いので)

 

屋外でのランニングと同程度の負荷を得るためには、上り傾斜を1~3%程度に設定することが望ましいです。

 

傾斜の調整方法は2通りあり

  • 手動
  • 電動

電動タイプが望ましいですが、価格帯が高額なのがネックです。

トレーニングプログラムに傾斜設定も組み込まれているので、起伏のある坂道をランニングするようなトレーニング効果を味わえます。

→傾斜の効果やおすすめマシンを見る

使用目的機能別のおすすめランニングマシン

以下にまとめており、個別ページでオススメのランニングマシンを確認することが可能です。

ウォーキング向け

スピードの速いランニングはしないけど、自宅で歩く・軽いウォーキングをしたいという方。そこまで高スペックなマシンは必要ありません。

最高速度や製造メーカー、トレーニングプログラムの有無など加味し、総合的にコスパで優れるマシンを選びましょう!

結論から言うと、おすすめマシンはコレです。

→ウォーキング向けおすすめマシンをもっと見る

ジョギングやダイエット向け

ウォーキングよりも少しスピードをアップさせ、軽いジョギングも検討しているという方。同じく、そこまで高スペックな商品は必要ありません。

しかし、ゆっくりペースなりにも「走る」という行為になるので、ベルトサイズの大きさや静音性なども加味する必要があります。

ニーズを満たすおすすめマシンはコレです。

→ジョギングやダイエット向けおすすめマシンをもっと見る

マラソン練習向け

市民ランナーやシリアスに練習したい人へ。準業務用のハイスペックモデル(トレッドミル)が求められます。

静音+衝撃吸収に加え、最高速度やベルトサイズ、傾斜設定+連動するトレーニングプログラムの種類など、考慮すべきことは複数あります。

結論だけ述べると、コスパ最高はこのマシン!

→マラソン向けおすすめマシンをもっと見る

静音性重視

機能やデザインはさて置き、とにかく静かなマシンが欲しい方。

集合住宅にお住まいで、騒音にならないか心配されている方にとっては、1番重要視すべき項目かもしれませんね!

おすすめマシン有効な騒音対策をまとめています。

→静音性重視マシン+騒音対策をもっと見る

高齢者・リハビリ向き

屋外での運動が難しい高齢者の方や、リハビリ目的で購入する方へ!

高齢者向けのウォーキングマシンは安全性を最も重視して選ぶべきでしょう。体を支える手すりや万が一の時の緊急停止機能など、特別な配慮が必要です。

自走式電動式で、それぞれのおすすめマシンを紹介しています。

→高齢者・リハビリ向きおすすめマシンをもっと見る

連続使用時間が長いマシン

自宅でも60分以上の長めのトレーニングをしたい!というニーズに応えて!ただ単に「連続使用時間の数値が大きいモデル」を選ぶのではダメです。

無名メーカーの製品には、大きな落とし穴があることも!

連続使用時間の基礎知識と、ニーズ別のおすすめマシンを紹介していす。

→連続使用時間が長いマシンをもっと見る

傾斜設定が可能なマシン

負荷の高いトレーニングをしたい!坂道トレーニングをしたい!脚力強化の為に!

そんな方におすすめ!最大傾斜37%の驚愕モデルから、実用的な電動傾斜モデルまで、幅広く紹介しています。

→傾斜設定可能なおすすめマシンをもっと見る

 

ここまでの説明でも「どうしても選べない!!」のであれば、スペック別に1つずつオススメ商品を紹介するので、参考になさってください。

それでもマシン選びに迷ってしまう方へ!

◆おすすめマシン(エントリーモデル)

AFJ2019A

AFJ2019Aの特徴3選

  • 豊富な計測項目と、音声ガイダンスで運動をサポート
  • 幅広のベルトサイズ+静音ゴムクッションの安心設計モデル
  • 12種類のプログラムで目的に合わせた運動が可能

 

ホームフィットネス用品を多数製造販売しているALINCOのランニングマシンです。

エントリーモデルの位置づけで、まさに「ド標準」の仕様です。

 

  • ウォーキングや軽いジョギングには十分の走行面のサイズ(1100×400)
  • プログラムも12種類と豊富
  • 衝撃吸収のゴムクッション付き
  • 連続使用も90分と十分!

 

いずれかのスペックが飛びぬけて優れているのではなく、何でもできる平均的なマシンと言えるでしょう!

 

運動中はパネルに消費カロリー、スピード、運動時間、心拍数、走行距離、プログラムが表示されます。

見やすいパネルで、速度調整(4、6、8km/hの3段階)はワンタッチで簡単切り替え可能!

運動後は1分間のクールダウンモードが設定されていて少しずつペースを落としながらとまることができます。

 

また、

運動中に音声でサポートしてくれるので、初心者や高齢の方にも安心して使用できるマシンです。

ランニングマシンを初めて使う人は、音声ガイダンスに沿って使うことで簡単に扱えます。

 

プログラムが12種類設定されているので、運動が久しぶりの人のダイエットやジョギングしたい人まで幅広くおすすめです。

ランニングマシンで走ると気になるのが足首や膝への負担ですが、こちらのマシンは衝撃を和らげるために走行版にクッションがついています。

柔らかくソフトに着地できるので負担を軽減できます。

 

  • メーカー:ALINCO
  • ベルトサイズ:長さ1100mm×幅400mm
  • スピード設定範囲:1.0km/h~10.0km/h
  • 衝撃吸収機能:衝撃吸収ゴムクッション付き
  • 折りたたみ:可
  • 傾斜設定:不可
  • 心拍数計測:可
  • プログラム機能有無:12種類
  • アマゾン評価:4.2点(24件中)
  • 連続使用時間:90分

特徴を一言で言うなら・・・

軽いジョギングが自宅で!なんでもできるオールラウンダーなマシン!

AFJ2019Aの詳細記事を確認する

◆おすすめマシン(スタンダードモデル)

DK-5101CA

DK-5101CA

DK-5101CAの特徴3選

  • 測定項目が豊富なので目標設定&ヤル気がUP!
  • 6か所の衝撃吸収クッション搭載の静音・防音マシン
  • 高スペックモデルの証!「電動式」傾斜調整を採用

 

一般の方には少し馴染みが薄い、大広(DAIKO)から発売されているランニングマシンです。

(ダイコーは、売上高1000億円を超える信頼できるメーカーです)

10万円未満のマシンとは思えないほど充実したスペックです!

特に、「静音性」「電動式の傾斜」は高級スペック顔負けの機能を搭載しています。

豊富な測定項目と、操作性・視認性にこだわった液晶モニターが、トレーニング意欲を後押ししてくれます!

デザインもスタイリッシュで、使用しない時は折り畳みも可能です。

折りたたみする際、油圧シリンダーの機構によって、ゆっくりと畳まれるので安全に収納可能です。

 

  • メーカー:DAIKOU(ダイコー)
  • ベルトサイズ:長さ1250mm×幅420mm
  • スピード設定範囲:~16.0km/h
  • 静音性と衝撃吸収機能:衝撃吸収クッション付き
  • 折りたたみ:可
  • 傾斜設定:可
  • 心拍数計測:可
  • プログラム機能有無:36種類+3
  • アマゾン評価:-
  • 連続使用時間:60分

特徴を一言で言うなら・・・

電動傾斜採用の超静音モデルがこの価格で?コスパ良好の仰天マシン!

DK-5101CAの詳細記事を確認する

◆おすすめマシン(上級モデル)

BARWING MAX20km/h(型番:BW-SRM20)

BARWING(バーウィング) ランニングマシン MAX20kmhの特徴3選

  • ベルトサイズが大きく(1400×510)超本格的なランニングが可能
  • 静音機能+衝撃吸収システムで、騒音対策もバッチリ!
  • パネルの操作性抜群!理想のトレーニングを即座に反映

 

このスペックで、この価格・・・準業務用としてはコスパ最強マシンだと考えています。

 

自宅にいながら、屋外をランニングしている感覚を再現できる!

なんと、時速20km(1キロ3分ペース)まで走行スピードを上げることが可能な、数少ないマシンの1つです。

 

走行ベルトは、長さ1400mm×幅510mmと非常にサイズが大きく、高速走行時にストライドが広くなっても安心のサイズです。

 

トレーニングプログラムは自分流にカスタムすることができます。傾斜角度や速度を自由に組み合わせてオリジナルプログラムで走ることができます。

 

液晶画面も使いやすく、ワンタッチで角度調整や速度設定ができるので、ストレスなくスムーズに走れます。

本格的に走りたい人にだけおすすめしたい商品です!!

 

  • メーカー:BARWING
  • ベルトサイズ:1400mm×510mm
  • スピード設定範囲:0.8km/h~20.0km/h
  • 静音性と衝撃吸収機能:セパレート衝撃吸収システムで超静音を実現
  • 折りたたみ:可
  • 傾斜設定:可
  • 心拍数計測:可
  • プログラム機能有無:3種類+カスタムプログラム
  • アマゾン評価:4.2点(18件中)
  • 連続使用時間:99分

特徴を一言で言うなら・・・

準業務用の中で最強コスパマシン!自宅にいながら屋外ランニングを再現できるマシン!

BARWING MAX20km/hの詳細記事を確認する