騒音対策・静かなランニングマシン

ランニングマシンを自宅で使用する場合、どの程度の騒音や振動レベルなのか??

ご自宅で使った経験が無い方は、いまいちピンとこないかもしれませんね。

 

スポーツジムで使うマシンは、本格的な業務用のスペックで静音・振動防止・防音機能はかなりの高性能な商品です。

加えて、周囲が活気づいているので、マシンの音についてはあまり気にならないかもしれませんね?

 

今回は、マシンの騒音や振動について対策おすすめ静音マシンを紹介したいと思います!

マシンから響く音は2種類あることを知る

ランニングマシンの騒音・振動音は2種類ある

階下に音が響くかどうか?それは、住居の構造や、床・壁の厚み次第です。

一般的に木造や鉄骨増のアパートは遮音性に乏しく、鉄筋コンクリート造のマンションは振動・騒音に強いです。

 

通常クラスのマンションであれば、何も考えず、何も対策せず、安価な製品を購入してしまうと、騒音につながる可能性はあります。

 

ランニングマシンの音や振動は以下2つに分類することができます。

  • モーター作動音
  • 着地音&振動

モーター作動音

音の原因1つ目が、モーターの作動音。

電動式マシンである以上、モーターを回す必要があります。安価なモデルのマシンほど、モーター音は大きい傾向にあります。

 

洗濯機でも、食洗器でも、お値段が上がるにつれて「静音性」が向上していくことと同じ理屈です。

 

電動式であれば、最低でも5万円以上のマシンを選ぶようにしましょう。

 

5万円以上の価格帯であれば、ヘタな中国メーカーの参入は少なく、失敗するリスクを大幅に低減できます。

着地の重低音や振動音

音の原因1つ目が、着地音。

こちらは、なかなか対策が難しいというのが現状です。

重低音を低減するには・・・?

 

自分の脚という「重量物」「空中から落下する」のですから、重力加速度が加わり、衝撃と重低音が発生することは避けられません。

 

衝撃吸収機能の付いたマシンで対策することや、重量物落下専用のマットを敷くことで対策可能です(※後述)

ランニングマシンの騒音対策4つ

主な騒音対策1~4を列記しました。

高速で走ることを諦める

もし、激しくランニングすることを諦めるのであれば、対策は簡単です。

ウォーキングや軽いジョギング程度であれば、5~10万円程度のマシンで十分です。

 

この価格帯のルームランナーを購入するだけで、十分な騒音対策となります。

重量が重いマシンを導入

重量が重いマシンは、衝撃荷重への耐振動性や防音機能に優れています。

 

重い物体は、頑丈で音や振動が響きづらいのです。

  • 重たいコンクリの家は響きにくい
  • 軽い木造の家は響きやすい

この理屈と同じです。重量が重いマシンほど、どっしり安定し静かに走行できます。

上位スペックのマシンを導入

上位スペックのマシンは、走行ベルトの下側に設置されている衝撃吸収クッションの性能が良いです。

  • エアクッション
  • ラバークッション
  • バネクッション
  • セパレートクッション

これらの組み合わせ構造を取り入れることで、高い静音性が担保されています。

 

各メーカーにおいて様々な衝撃吸収機能が存在し、個別に性能の優劣・判別をすることは困難を極めます。

重要なのは、上位スペックのマシンは騒音対策が強固になされているという事実です。

 

加えて、上位マシンは「重い」傾向にあります。重いマシンほど振動や音に強いことは既にお伝えした通り。

静床ライトなどの静音マットを導入

重量床衝撃音に対抗できるマットを敷くのが効果的です。こちらを参考に!

【Vol.78】新築マンションの上下階で騒音実験をやってみた!(IN 東京)

 

重量床衝撃音対策実験結果

 

静床ライト+足音マットの組み合わせで、かなりの重量衝撃を吸収できることが判明!これは、同じく重量床衝撃音であるランニングマシンの騒音対策にも有効と言えますね!

 

騒音対策おすすめランニングマシン

騒音対策おすすめランニングマシンの紹介

賃貸物件では特に静音性は重視した方が良いです。着地衝撃による「音&振動」を軽減するランニングマシンも複数あるのでご紹介!

 

選ぶポイントは、

  1. 静音機能が付いていること(当然)
  2. 有名メーカー品を選ぶこと
  3. ある程度上位スペックの商品を選ぶこと

 

やはり、無名のメーカーより有名なメーカー品の方が良いです。(具体的は、アルインコやリーボック、バーウィング、ジョンソンなどです)

 

培ってきたノウハウ・信頼性に裏付けられた品質です。同じような価格帯であっても、静音性の差が出てきますから。

 

それから、あまり安すぎない商品を選ぶことも大切です。正直な所、万全を期すのであれば10万円~の商品が良いでしょう。。

 

しかし、そんなことも言ってられませんよね・・・?ですので、「コスパ重視」「静音機能にも信頼が置ける商品」を紹介します!

静音モデル(5万円前後)

この価格帯でオススメできるのは以下の2商品です。

  1. AFJ2019A
  2. AFR1115

いずれも「老舗アルインコの製品」で、衝撃吸収のゴムクッション・クッションラバーが搭載されており、防音・振動低減に効果を発揮します。

※この価格帯では、本格的なランニングができるマシンは存在しません・・。(静音性を犠牲にすれば別ですが)

 

いずれも、最大速度10km/hの製品であり、ジョギングペースより少し早いペースが最大速度となります。

その他、スペックの違いを一覧表にしておきます。

AFJ2019A AFR1115
静音機能 ゴムクッションラバー ゴムクッションラバー
折りたたみ
傾斜設定 不可
プログラム 12種類 無し
アマゾン評価 4.2(24件中) 4.0(32件中)
連続使用時間 90分 30分
ベルト長さ 1100mm 1100mm
ベルト幅 400mm 345mm
速度 1~10km/h 1~10km/h

AFJ2019A

傾斜設定はできないものの、プログラム数が12種類と豊富で連続使用時間も長い。さらにベルト幅も広く、ジョギングの中でも真剣に取り組みたい方にオススメです。

→AFJ2019Aの詳細を確認する

AFR1115

連続使用時間は30分と短めですが、傾斜を変更可能なモデル!負荷アップさせたウォーキング・ジョギングをしたい方にオススメ!

→AFR1115の詳細を確認する

静音モデル(5~10万円)

この価格帯でのオススメの静音ランニングマシンは以下の3つ。この価格帯になると、選択肢が増えます。

  1. AFR1218
  2. DK-5101CA
  3. DK822E
  4. AFR1519 or AFR1619

AFR1218とAFR1519(or AFR1619)は、おなじみアルインコの製品。

DK-5101CA、DK822Eはフィットネス機器を取り扱う、大阪に本社を置く大広(DAIKO)の製品です。

 

同じくスペックを比較してみたいと思います。

AFR1218 DK-5101CA DK822E AFR1519
or AFR1619
静音機能 衝撃吸収ラバークッション 衝撃吸収クッション ゴムとバネのダブルクッション ラバークッション付き
折りたたみ 不可
傾斜設定 可(手動) (電動) (電動) 不可
プログラム 4種類 36種類+3 9種類 4種類
アマゾン評価 5.0点(11件中) 4.0点(1件中) 4.3点(167件中)
連続使用時間 60分 60分 60分 90分
ベルト長さ 1100mm 1250mm 1280mm 1200mm
or 1250mm
ベルト幅 400mm 420mm 420mm 450mm
速度 ~16km/h ~16km/h ~16km/h ~12km/h

全般的な機能・スペックとしてはDK-5101CA・DK822Eが優れています。

特に、傾斜設定において「電動設定」であるのはこの価格帯ではかなりレアな商品でしょう。プログラム数も種類豊富で、ベルトの長さ、幅共に申し分なし!

 

スペック面、価格面では申し分なしなのですが、1点だけ課題が。

 

それは、DK-5101CA・DK822Eの製造メーカーである「大広(DAIKO)」は、一般ユーザーにはなじみの薄いメーカーであること。

 

「アルインコ」はトレーニング機器で非常に有名ですが、DAIKOって・・・?という意見も少なからずあります。

(知っている人から言わせれば、決して無名メーカーではありません。売上高1000億円超の会社です…)

 

選び方のポイントをまとめると

  • 信頼性重視、実績重視なら、アルインコのAFR1218、AFR1519(or AFR1619)※AFR1519とAFR1619の違いは、ベルト長さのみです。
  • スペック、価格重視なら、DAIKOのDK-5101CA、DK822E

 

AFR1218

→AFR1218の詳細を確認する

DK-5101CA

→DK-5101CAの詳細を確認する

DK822E

→DK822Eの詳細を確認する

AFR1519

→AFR1519の詳細を確認する

AFR1619

→AFR1619の詳細を確認する

静音モデル(10万円~)

このクラスになると、準業務用の製品も存在し、静音モデルの選択肢が広がります。中でもおすすめの商品を紹介したいと思います。

 

正直、この価格帯はどのマシンでも高性能です(笑)

 

検討している方は、本格的なランニングを想定されている方だと思うので、「確実にハードに走れるモデル」をご紹介します。(もちろん静音性は兼ね備えたモデルです)

 

おすすめは以下の2商品

  1. BARWING MAX20km/h(型番:BW-SRM20)
  2. Horizonトレッドミル Adventure1

 

例によって比較表です。

BW-SRM20 Adventure1
静音機能 セパレート衝撃吸収システム VRCクッション
折りたたみ
傾斜設定 (電動) (電動)
プログラム 3種類+カスタム 10種類
アマゾン評価 4.2(18件中) 4.7(3件中)
連続使用時間 99分 99分
ベルト長さ 1400mm 1400mm
ベルト幅 510mm 495mm
速度 max20km/h max18km/h

 

BARWING(BW-SRM20)の方は準業務用で、セパレート式衝撃吸収の「超静音モデル」です。最高速度も20km/h(キロ3分ペース)と、いかなるレベルのランナーでも申し分無しでしょう。

 

上記モデルはどちらも静音性には優れ、家庭用の中では最上位のモデルです。正直、どちらを選んでも満足度に大きな差は無いでしょう。このレベルのモデルでは、あとは「価格との相談」になります。

 

※1点注意:

BARWING(BW-SRM20)は、楽天での価格が超高額です。アマゾンの方が圧倒的に安いので、特別な理由が無い限り(楽天ポイント消費など)アマゾンでの購入が良いでしょう。

BARWING(BW-SRM20)

→BARWING(BW-SRM20)の詳細を確認する

Horizonトレッドミル Adventure1

→Horizonトレッドミル Adventure1の詳細を確認する