- トレーニングのバリエーションを増やし、心肺機能の向上に!
- 脂肪燃焼のダイエット効果を短時間でより効率的に!
これらの方法の1つとして有効なのが、ベルト走行面の「傾斜」を変えることです。
足への刺激が増加し心肺機能にも負荷を掛けやすくなります。
このページではランニングマシンの傾斜に関する基礎知識を理解し、傾斜の効果や、タイプ別のおすすめランニングマシン(トレッドミル)を紹介したいと思います。
傾斜の定義と最大値
ランニングマシンの傾斜の定義は以下の通り。
- 100m水平に走って、1m上昇する坂 → 1%の傾斜
- 100m水平に走って、10m上昇する坂 → 10%の傾斜
10%の坂は意外と楽そうに思えますよね?? でも、走るとかなりキツイレベルです・・・。
1000mで100m上昇ですから、登山レベルとまではいきませんが、それに近いレベルです。
勾配15%以上が「激坂」と定義されることが多いので、10%は相当な高負荷フィットネスとなります。
トレッドミルでは、最大傾斜37%のマシン(後述)が存在します。しかし、一般的な家庭用マシンとは言えず、準業務用・業務用に分類されます。
家庭用のランニングマシン(どこまで家庭用と定義するか次第ですが)での最大値は、傾斜10%もあれば、かなりのハイスペックモデルです。
一般的なマシンでは「5%~8%程度が最大傾斜」と考えておくのが適切でしょう。
本当に必要?傾斜の効果とは?
傾斜を1%~2%程度付け、ジョギングやウォーキングをするのが効率的です。
理由は、傾斜1%~2%を付けると、屋外での歩く/走る状態を再現できるから。
解説です。
- 電動式ランニングマシンはベルトが自動で動く
- 屋外の地面を走るよりも、蹴り出しの強度が弱くても走行できてしまう
- 蹴り出しに使うエネルギーが少なくなる
- すると、消費カロリーも少なくなる
- だから、1%~2%程度の傾斜で、屋外歩く/走るを再現する必要がある
カロリー消費効果
1%~2%以上の傾斜を付けると、よりハードなトレーニングが可能、もちろん消費カロリーも増加します。
激しく走ることなく、自宅にいながら高カロリー消費を可能にするのが「傾斜トレーニング」なのです。
実際にやってみるとわかりますが、5%の傾斜を付けるだけで、かなりキツイです。
いつもと同じペースで走ると息切れしてきます!それほど傾斜トレーニングは効果的!
傾斜あり早歩き vs 傾斜無しラン カロリー消費はどっちが大きい?
斜度の大きさや、ランニングペースにも左右されますが、同じ距離を走った/歩いた場合、一般的には「傾斜無しラン」の方が消費カロリーは大きいです。
やはり走行スピードが速いと、カロリー消費も大きいです。
一方、傾斜あり早歩きのメリットも見逃せません。以下の通りです。
- 比較的静かなので夜でも気軽にできる
- 脚の故障リスクが小さい
- 太ももの大きな筋肉が鍛えられる→代謝UP→ダイエット効果大
着地衝撃が少ないので、「静か」「足へのダメージが小さい」です。
さらに、太ももの大きな筋肉が鍛えられるので、体全体の脂肪燃焼効果が増大します。
結論としては、傾斜あり早歩きと傾斜無しランを適度に組み合わせて行っていくのが、ダイエットには効率的と言えるでしょう。
電動傾斜と手動設定の傾斜はどっちが良い?
傾斜調節の方法は電動調節と手動調節の2通りあり、マシンによって調整方法が異なります。
電動調整のランニングマシンは、いちいち傾斜調節用のピンを入れ替えたりする必要が無く、デジタルボタンワンタッチで傾斜変更が可能です。
手動調節の場合は、一度ランニングマシンを降りて、傾斜ピンを固定する位置を変更するなど、物理的な調整が必要となります。
価格面を考慮しないのであれば、おすすめは、やはり「電動調整のランニングマシン」です。断然使い勝手が良いです。
トレーニング機能に傾斜変更を組み込める機種もあるので、坂道UP・DOWNトレーニングを容易に設定できます。
高額であるのがネックですが、それ以上に「調節が楽」「使い勝手が良い」ことは大きなメリットとなります。
予算的に厳しいのであれば「手動調節」を選びましょう。
傾斜ラン・ウォーキングにおすすめマシン3選+2機種
電動調整マシン3種と手動調整マシン2種のおすすめマシンを紹介!
その前に、まずは最強の傾斜マシンの紹介!
最大傾斜・最強マシン
DK-6016CA
最大傾斜37%の最強モデル!お値段も最強クラス・・・!お財布に余裕があるセレブの方は是非!
【電動傾斜】のおすすめランニングマシン
やはりおすすめなのは、電動傾斜モデルです。
以前は10万円以上が主流でしたが、昨今では10万円未満のマシンもいくつか発売されているのでご紹介します!
①DK-5101CA
価格重視ならコレ!!電動式傾斜マシンとしては非常にリーズナブルです!傾斜調整が10段階で、最大11.4%(6.5°)と非常に大きな傾斜を付けることが可能です。
最高速度は16km/hなので、ジョギングには十分すぎるスペックです。
- メーカー:ダイコー
- ベルトサイズ:1250mm×420mm
- スピード設定範囲:~16.0km/h
- 静音性と衝撃吸収機能:衝撃吸収クッション
- 折りたたみ:可
- 傾斜設定:可
- 心拍数計測:可
- プログラム機能有無:36種類+3
- アマゾン評価:-
- 連続使用時間:60分
②HorizonトレッドミルAdventure1
最大傾斜10%で、20段階の微調整が可能!お値段は高いけれど、走行面のベルトサイズが1400mmと非常に広く、本格的なランニング向きのスペックです!
- メーカー:Horizon
- ベルトサイズ:1400mm×495mm
- スピード設定範囲:1.0km/h~18.0km/h
- 静音性と衝撃吸収機能:VRCクッションで衝撃や音を吸収
- 折りたたみ:可
- 傾斜設定:可
- 心拍数計測:可
- プログラム機能有無:10種類
- アマゾン評価:4.7点(3件中)
- 連続使用時間:99分
→HorizonトレッドミルAdventure1の詳細スペックを確認
③BARWING(MAX20km/h)
傾斜はまずまずの8.7%で、コスパ良好!10万前後のモデルにも関わらず、ベルトサイズが1400mmもある為、準業務用のトレーニングマシンとして使用可能です。
- メーカー:BARWING
- ベルトサイズ:1400mm×510mm
- スピード設定範囲:0.8km/h~20.0km/h
- 静音性と衝撃吸収機能:セパレート衝撃吸収システムで超静音を実現
- 折りたたみ:可
- 傾斜設定:可
- 心拍数計測:可
- プログラム機能有無:3種類+カスタムプログラム
- アマゾン評価:4.2点(18件中)
- 連続使用時間:99分
【手動調整傾斜】のおすすめランニングマシン
電動式は価格が高すぎ!!コスト重視で手動モデルを選ぶ方へ。傾斜変更を簡単にできる2モデルをおすすめします。
AFW3014
このモデルの最大のメリットは、角度調整が簡単なこと!ダイヤルを回すだけで調節完了です♪傾斜調節用のピンを入れ替えたりする必要がありません!
ベルトサイズや最高速度の関係上、ウォーキング向きの製品と言えます。
- メーカー:ALINCO
- ベルトサイズ:1000mm×345mm
- スピード設定範囲:1.0km/h~6.0km/h
- 静音性と衝撃吸収機能:無し
- 折りたたみ:可
- 傾斜設定:可
- 心拍数計測:可
- プログラム機能有無:2種類
- アマゾン評価:4.2点(45件中)
- 連続使用時間:30分
AFR1016
リアレッグバーを移動させることで、傾斜を3段階に変化させることが可能です。一旦マシンを持ち上げる(折りたたむ)必要があります。
ベルトサイズは1200mmと比較的長く、最高速度も16km/hなので、軽いジョギング~ランニングまで幅広く対応可能なランニングマシンです。
- メーカー:ALINCO
- ベルトサイズ:1200mm×400mm
- スピード設定範囲:1.0km/h~16.0km/h
- 静音性と衝撃吸収機能:フロア保護マット付き
- 折りたたみ:可
- 傾斜設定:可
- 心拍数計測:可
- プログラム機能有無:2種類
- アマゾン評価:3.6点(19件中)